Project Management Planの記載内容
Project Management Planは過去に担当したプロジェクトで使ったものを使い回すのが普通である。Project Management Planは2種類の情報が含まれており、1つは「どの様にProjectを計画して実行してコントロールするか」であり、もう一つは「Scope, Time, Costのベースライン」である。ベースラインは詳細な計画であり、最終的なベースラインに到達するのは有識者が集まって、かなりの時間をかけて綿密に行う。一端、ベースラインが完成すると、そこからの変更はChange Request扱いになる。
以下がProject Management Planの内容である。
1、各Knowledge AreaごとのPlan
Scope, Time, Cost, Quality, Human Resource, Communication, Risk, Procurement and Stakeholder ManagementのPlanである。2, その他のPlan
Requirements Management PlanChange Management Plan
Configuration Management Plan
Process Improvement Plan
3, ベースライン
Scope, Time, Cost baselineである。(MS Projectの詳細なガントチャートに要員のアサインと要員の単金が含まれて、EVMが出来る状態のものを指す。)==補足==
1と2のPlanは過去に作ったものを使い回せる。Planの中で色んなTemplateが定義されて、実際のProjectではそちらが頻繁に更新されていく。
プロジェクトで使うTemplateは以下の様なもので、大抵、これで済むことが多い。
- RFPと1:1に対応したProject Scope Statementで、各Requirementをどう実現するか分かる様にしたもの。また、ProjectのDeliverablesと各RequirementをRequirement Traceability Matrixにして漏れが無いか確認したもの。
- MS Projectのガントチャートに全WBS情報とActivity情報とSequence情報と要員アサインと要員の単金を入れて、EVMができる様にしたもの。
- Issue Log Sheet
- Risk Register
- Change Log
2は全メンバが行動指針とするガントチャートである。
3は課題発生ごとに記載し、MS Project上のactivityとなったら消し込む
4は内部、外部との定例で確認するProjectのリスク
5は変更管理で利用する。顧客から許可を貰いたい変更や、顧客から一方的に要求された変更を載せて、変更管理プロセスに管理させる。